『話の話』の話2016/12/12 14:08

ユーリー・ノルシュテイン監督のアニメがレストレーションされ、公開された。http://www.imagica-bs.com/norshteyn/
そこで『話の話』の話 アニメーターの旅をご紹介させていただこう。

『話の話』の話
 ユーリー・ノルシュテイン
クレア・キッソン 著 / 小原信利 訳 / ユーリー・ノルシュテイン 跋
四六判上製240頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-187-3 C0074


1979年、世界はかつてない
30分もののアニメーションを目にする――
仔狼、詩人、若い男女、列車、リンゴ……
戦後、ノルシュテインが子供時代を過ごした
マーリナ・ローシャの思い出が流れ込む
映像が記憶そのものであるかの『話の話』

ノルシュテインの人生を辿ることで
難解とされる映像に記憶の断片を探り当て
映画完成までの当局との争いのドラマを見る
本格的論考、アニメーターの旅

「廊下の端には、通りにでるドア――その向こうには永遠の幸せ、明かり、話ができる猫、砂糖をまぶしたパンがあるように思えた……」(ユーリー・ノルシュテイン)