葉蘭を窓辺に飾れ2009/04/16 11:37

葉蘭を窓辺に飾れ表紙
オーウェルの小説Keep the Aspidistra Flyingの新訳『葉蘭を窓辺に飾れ』が刊行された。
2400円 彩流社刊
http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-1430-4.html

コピーライターとして金を稼いでいた青年が、仕事に疑問を感じて、職を辞し、書店店員となる。デートもままならない貧困生活を送ってみたが...というお話。『蟹工船』はもちろん名作だが、こういう小説もお勧めでは?
イギリスでは映画にもなっている。(良くできた映画。Merry War ビデオ)
今でも自宅の葉蘭を見るたびに、ゴードン・コムストックを思い出す。

オーウェルの『パリ・ロンドン放浪記』岩波文庫も、川べりにホームレスの人々が眠る光景を読むと、これも、とうてい大昔の本と思えなくなる。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://1984.asablo.jp/blog/2009/04/16/4247580/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。